平成28年4月14日21時26分、のちに「前震」とされた地震の時は、まだ開館中の施設もあり、早急に対策本部を設置するとともに、
などの作業に、夜通し追われ、熊本市へ報告書を提出したのも束の間、
平成28年4月16日午前1時25分、「本震」に襲われ、すべての段取りを最初からやり直すこととなりました。
健軍文化ホール事務室
コインロッカーの転倒
強い余震が続く中、各施設の巡回により、被害は想像を超えて拡大していることが明らかになりました。一昨日までスポーツや運動を楽しみ、お客様の活気に満ちていた施設は建物の亀裂や損壊、機械類等の障害により無残な姿となっていました。
熊本市総合体育館天井ルーバー破損
熊本市総合体育館プール槽の損傷
田迎公園運動施設武道場倒壊
託麻スポーツセンター体育室天井からの落下物
水前寺競技場スタンド支柱破損
水前寺競技場 土手コンクリート崩壊
熊本市子ども文化会館4階くじらホール吊り物等落下による破損
熊本市健軍文化ホール天井損壊
最大時は8施設の管理施設内に、車中泊含め、約3千名を超える避難者を数え、熊本市との緊密な連携のもと、職員が先頭に立ち、食事の準備や支援物資の確保、避難者の状況把握などの対応を実施しました。
断水に伴い、プール水をトイレ用に準備したり、施設内に自衛隊による仮設風呂や仮設トイレの設置が進むなど、徐々に行政主導による運営に切り替わり、長い施設では約5ヶ月間、多くの方の生活拠点として機能しました。
避難所生活(総合体育館)
避難所生活(アクアドームくまもと)
自衛隊による食事支援
熊本市による区割り
全国よりたくさんの方々がボランティアとして駆けつけていただき、多くの支援物資や、温かい食べ物、健康管理、生活支援等による優しいお声掛けをいただき、徐々に避難所にも笑顔が見られるようになりました。 私たちも、食事の準備や、支援物資配布など一緒に協力を行いました。
続々と届くありがたい支援物資
温かい食事の提供
職員による食事の準備
アロママッサージ等健康支援
長引く避難生活や、体育施設閉鎖に伴う運動不足によるエコノミー症候群の危険性も問題化したことから、“心とからだの健康づくり”を基本理念とする団体として、「楽しく健康に、明るく復興しよう!」をキャッチフレーズに、各種事業や取り組みを実践するキャンペーンを開始しました。
今年も、施設完全復旧に向け、キャンペーンを継続いたしますので、各種イベントや教室プログラムに積極的にご参加いただき、健康に復興を目指しましょう。
「幸福」のシンボルとして使われる四つ葉のクローバーを復興の想いを込めて、ロゴマークに使用しました。
アメリカでは4枚のうち1枚に『素晴らしい健康』という願いがかけられており、このキャンペーンに必然的な強い希望を感じました。
●キャンペーンオープニングイベント
ワイズ・スポーツ&エンターテイメント様のご協力を得て、歌と最適運動で熊本を元気にスペシャルプログラムを開催。
●避難者向けに健康支援、仲間づくりのきっかけ支援
ストレッチプログラム
朝の江津湖散歩プログラム
ふさぎこみがちになる避難者生活を、より明るくするために、職員と一緒に、花壇の制作
●その他の取り組み
復興支援バザーのお手伝い
仮設住宅の方へプログラム案内
各種イベントへの積極的参加
職員へのメンタルケア
わたしたち(一財)熊本市文化スポーツ財団は、これからも、基本理念である、
熊本市民の“心とからだの健康づくり”を実現するために、
楽しく健康に、明るく復興しようを合言葉に、さまざまな努力をしてまいりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
スポーツ指導デリバリーサービス
避難所でのイベント開催
総合型SC交流会
高野進先生によるランニングクリニック